2007年03月31日
若者の「やりたい仕事」
上の図はリクルートワークス研究所より。
たまたまうろうろ見ていて、この図で考えることが発生。
果たして、新卒で就職活動をしている人の中で、「やりたい仕事」が、本当に「やれる仕事」である人はどれぐらいいるのでしょうか。
集団面接の際で、ほかの人が「やりたい仕事がある」と言って、その内容を深く突っ込まれると、それはうちのビジネスではないとかなどで返されてしまっていたりします。実際に働いてみないと、ビジネスモデルはつかめませんし、やれることやれないことはわからないのが事実でしょう。なぜなら働いたことがないのですから。
だからといって「やりたい仕事」をアピールするなとは言っていません。就活生が「やりたい仕事」で企業を探すのは当たり前ですから。では、企業がもっと詳しく説明すれば解決するのか?答えはそうではないと思います。なぜなら、企業は説明会でジレンマを感じているはずだからです。実際に「やれる仕事」を示すのが責任ともいえますが、実際の仕事は理想に近いものであっても理想以外の仕事もせねばならず、思っていたよりもキツイのが多いはずです。しかし、説明の時点でキツい場合ばかりをアピールしていても求人できず、良い部分とキツい部分の説明具合がとても難しいと考えられます。
僕としては、中学校の時点での職業教育を充実させるべきだと思います。僕の体験では、伝統工芸などは充実していましたが、営業の仕事などはまったく知らずに学校の卒業を繰り返してきました。なぜ中学校かといえば、中学までが義務教育だからです。
もっとさまざまな仕事について早くから知っていれば、「将来なりたい仕事」のランキングはもっとバラつくようになるでしょう。
Posted by 太田ゼミ at 22:36│Comments(0)
│キタミ