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2006年07月15日

祇園祭2006 古式一里塚松飾 7月14日

松原通柳馬場・松原中之町での古くからの行事です。       地図はこちら     

江戸時代、この町の人々が大勢疫病に罹ったとき、
町の南側に頓宮を造って牛頭天王を勧請して祈願したところ、
霊顕あらたかにたちまち病気が平癒したそうです。
これより、その神徳に感謝して山鉾巡行の時に、
町内一統・神酒神饌を供えて嘉儀を述べたのが始まりだそうです。

その後、北側町家に祠(祇園社)が建立され、
祭日には、神前に一里塚を築き、長刀鉾の到着を待って”木の実の菓子”と薄茶を水で点て、
振舞うことことを例として続けられてきました。
昭和30年までは、17日の前祭は松原通を巡行していましたが、
巡行経路が変更になったことで、祭日よりも早い日にお稚児さんが中之町を訪れる形式に変わり、
現在に至っています。


祇園祭2006 古式一里塚松飾 7月14日









































先ほどまでの、ドシャ降りの雨も止みよかったです。
さすが、今年のお稚児さんは晴れ男です!

祇園祭2006 古式一里塚松飾 7月14日



















町内の方々が集まり始めました。

祇園祭2006 古式一里塚松飾 7月14日




















お稚児さん・禿の三人、他役員の方々が車で到着です。

祇園祭2006 古式一里塚松飾 7月14日
































約30~40分程でしたでしょうか、無事に神事を終えて記念撮影です。
正にこれが、どこかで聞いたのある”長~~い、お付き合い”です。

祇園祭2006 古式一里塚松飾 7月14日
























一同、再び車へ。
去年、一昨年は、お稚児さんのご実家が近くであったので、歩いて中之町まで来られたそうです。
歩いて来られるのも、風情があって好いですね。

祇園祭2006 古式一里塚松飾 7月14日



















祇園祭2006 古式一里塚松飾 7月14日



















滞りなく神事を終了して、町内の方々も後片付けしながら一息です。

祇園祭2006 古式一里塚松飾 7月14日
























これが、町家(祇園床さん)の一番奥にある祇園社の祠です。
両脇の三宝に松が建っています。
これが、一里塚松飾です。
右が雄松、左が雌松。
根元の黒いのは、目籠にアラメを巻き覆ったもので、
既に取り除かれて残念でしたが、車エビがそれぞれのアラメ籠に三匹ずつ着けられるのです。

祇園祭2006 古式一里塚松飾 7月14日



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